映像制作スタジオの中ってどうなってるの?

名作が生まれる映画制作スタジオの内部とは?

日本が誇る映画制作スタジオ

「スタジオ」とは映画を制作するだけに止まらず、配給や上映までを総合的に手掛けている映画会社のことを指しています。

映画の歴史がスタートしたのはアメリカのとある発明家によって作られたキネトスコープ(映画の上映装置)がきっかけで、1894年には世界で初めての映画館がオープンしたといいます。
それから遅れること2年、日本にもキネトスコープがやってきて神戸で初めて映画が上映されることになりました。

そのあと古くは1908年から日本各地にも撮影所が設置されていったようですが、時代とともに次第に統廃合されていき現在のような東京と京都に二分される形になっていったといいます。
現在、残っている大手6社の撮影所も様々な紆余曲折を経て現在の姿へと変化してきたと言えるでしょう。

そうした映画制作スタジオから生まれる作品は、見る人が共感し感情移入することができるかどうかでヒットするかが決まってくるようです。
たとえ現実的にはあり得ないような設定だと分かっていても、細かなディティールが作り込まれていれば、あたかも自分がその世界に紛れ込んでしまったかのような感覚にとらわれ、次第に引き込まれていくことになるでしょう。
そのような疑似体験ができるという魅力が映画の世界にはあるのです。

観客を感動させることができるような映画作品は、どのような場所から生まれているのでしょうか?
ここでは普段あまり気にすることのない映画制作スタジオの裏側を見ていきたいと思います。

映画を作り上げるための空間

現在、日本国内には全部で6つの映画制作スタジオが存在していて、その中で一番大きな撮影所が東京にある「東宝スタジオ」なのです。 ここではその驚くべき広大な敷地内に何があるのか、またその所内で速やかに荷物を運ぶための手段について見ていきたいと思います。

主に時代劇を撮影しているところ

映画制作スタジオは東京と京都にありますが、時代劇のほとんどは昔ながらの街並みを保ち続けている京都で撮影されているといいます。 高齢化が進んでいるとはいえ時代劇を見る人は徐々に減少傾向にあると言われている中、京都の撮影所はどのように対処しているのでしょうか?

テレビと映画館のスケールの違い

実際には経験することができないようなシチュエーションを体験できるというところが映画やドラマの魅力だと思います。 テレビで放映されるのを待つのではなく、わざわざ映画館に出向いて作品を見ることにはどのような意味があるのでしょうか? ドラマと映画の決定的な違いについて考えてみたいと思います。